こんにちは!Runaです。
今回は、
- マーケティングにおけるインサイトとは
- インサイトを見つける方法
- 成功事例から学ぶインサイトの活用方法
について紹介します。
- もっと人を惹きつける文章を書きたい
- 最後の一押しが欲しい
- 最後まで読んでもらえる文章を描けるようになりたい
と考えている方におすすめになります。
インサイトは、コピーライティングをする上で重要な手法になります。
ぜひ、身につけて、文章力を上げていきましょう。
マーケティングに有効な『インサイト』とは?
「インサイト」と聞いて、
何それ?初めて聞いた!
って人もいるのではないでしょうか?
私も、最初は何のことがさっぱりでした(笑)
インサイトを身につけることで、
- 消費者の行動の後押しをして売れる文章が作れる
- 文章や話を最後まで聞いてもらえるようになる
なんていうメリットもあります。
この章では、マーケティングにおけるインサイトの
「意味」や「重要性」についてお伝えします。
私と一緒にインサイトについて正しく理解していきましょう。
インサイトとは「本人も知らないニーズ」
マーケティングにおける「インサイト」とは何でしょうか?
結論からいうと、
消費者の行動やニーズの背後にある隠れた心理
のことを言います。
消費者自身でさえ気づいていない真実のことを指します。
潜在欲求とインサイトは似ていますが、違うものなので注意しましょう。
潜在欲求:本人が理解している自身の欲求
インサイト:本人が気づいていない自身の本音
消費者さえ気づいていない本音の部分を見つけ、
それに対して価値を提供することで、
今まで以上に商品やサービスを売ることができるのです。
マーケティングにおけるインサイトの重要性
インサイトについてはわかったけど、
マーケティングでインサイトを学ぶ必要あるの?
って半信半疑の方もいるのではないでしょうか。
マーケティングにおいてインサイトはとても重要です。
では、なぜインサイトは重要なのでしょうか?
結論からいうと、
- 他社との差別化を行うため
- 顧客にあった商品・サービスを提供するため
- 消費者の行動を促すため
- ブランドの価値や信頼感を高めるため
などの理由があります。
インサイトを見つけて分析すると、
普段ではわからなかった消費者の心理に気づくことができます。
それにより、消費者にとってベストな商品やサービスを
提供することができますよね。
消費者が本当に心の底から求めているものであれば、
消費者は行動を起こしますよね。
そうすれば、おのずと他社との差別化を図れたり、
自社の信頼感を上げることができます。
さらには、次の商品の開発やサービスの改善に生かすこともできます。
このように、インサイトを学び、見つけ、活用することは。
メリットが多くあります。
そして、消費者にとっても自社にとっても良いサイクルができます。
これが、マーケティングにおいてインサイトが重要
と言える理由になります。
インサイトを見つける方法 4ステップ
では、具体的にインサイトってどうやって見つけたらいいの?
って思いますよね。
私も、
自分自身でさえ気づけない欲求を他人が気づくことなんて可能なの?
って思っていました。
でも、大丈夫です。
誰でも見つけることができる方法をお教えします。
この章では、
インサイトを見つけるための4ステップ
を紹介しますね。
そのステップとは、
1.データを収集する
2.データを分析する
3.ペルソナ設定と共感マップの作成
4.インサイトを発見・活用する
になります。
詳細については、下記で説明していきます。
ステップ1:データを収集する
1つ目のステップは、
データを収集する
です。
ここでは、消費者に関するデータを収集する必要があります。
- どんなことに興味を持つのか?
- どんなことが好きなのか?
- 本音はどう思っているのか?
など、消費者に関する本質を理解するために、
必要なステップになります。
ここで収集するデータは、
「定量的」「定性的」なデータが必要です。
例えば、
- アンケート結果
- ウェブサイトのアクセス履歴
- インタビュー(複数・1対1)
- 感情分析
などがあります。
定量的:数値で表現できる、具体的なデータ。全体の傾向を把握するのに役立つ。
定性的:数値で表現できない、感覚的・感情的なデータ。
以上のように、まずは、読者の理解が必要になります。
そのためにも、定量的・定性的なデータを取集していくことで、
消費者にとってより詳細な傾向を把握することができます。
ステップ2:データを分析する
2つ目のステップは、
データを分析する
です。
先ほど収集したデータを元に、
消費者の行動や考え方について分析を行います。
これにより、消費者が
- 何を求めているのか?
- どのような悩みを抱えているのか?
- なぜそのような行動をしたのか?
などについて、理解を深めることができます。
こうして、消費者にとっての「本音」の部分、
潜在的なニーズを発見することができます。
また、データは膨大な量がありますので、
分析・解析ツールを活用しましょう。
例えば、
- アクセス解析ツール
- CDP/プライベートDMP
などがありあます。
詳細の使用方法については、今回は割愛しますが、
いずれも使用方法がわかれば、有効的な手段になりますので、
調べてみるのも1つの手になります。
以上のように、
データを分析することによって、消費者の行動や行動の理由
について理解していきましょう。
ステップ3:ペルソナ設定と共感マップの作成
3つ目のステップは、
ペルソナ設定と共感マップの作成
です。
先ほどの分析結果を基に、
ターゲットとなる人物像(ペルソナ)を設定し、
そのペルソナの共感マップを作成します。
これを行うことによって、
消費者がどんな人でどんなことを求めているのか?
を具体的にイメージすることができます。
ペルソナ設定の例としては、
- 年齢は?
- 性別は?
- ライフスタイルは?
- 価値観は?
など、消費者像を設定します。
共感マップの例としては、
- 何を考えているか?
- 何を感じているか?
- どんなことを知っているのか?
- 何を望んでいるのか?
- どんなストレスがあるか?
などについて、視覚的にまとめます。
共感マップの作成は、ターゲット(ペルソナ)の、
より内面的な部分に着目します。
共感マップとは??
→ユーザーの体験や感情を視覚化して整理するツール
以上のように、
ペルソナ設定と共感マップを綿密に作成することによって、
インサイトの見える化を行うことができます。
ステップ4:インサイトを発見・活用する
4つ目のステップは、
インサイトを発見・活用する
です。
いよいよ、消費者にとってのインサイトを発見し、
活用していくフェーズになります。
先ほどのペルソナや共感マップをもとに、
消費者自身でさえ気づいていない感情・心理を発見します。
この時に重要なのが、
「固定概念を捨てて、新しい視点で捉える」
ということです。
”本来はこうあるべき”という考え方を捨て、
新しい視点で消費者のニーズを見つける
ということが重要です。
そして、このインサイトを元に、
新しい製品やサービスを考えることにより、
消費者から強い共感や行動を引き出すことが可能になります。
例えば、
インサイト:
消費者は安価な商品を求めているように見えるが、実は品質への不安が根底にある
活用例:
高品質を強調した広告キャンペーンや、試用体験を提供
などです。
以上のように、
最後は、消費者にとってのインサイトを見つけるべく、
固定概念に縛られない思考で、
消費者のニーズを見つけることが必要になります。
インサイトの成功事例
インサイトの成功事例として、
下記の4つを紹介します。
- 日清食品 「カップブードルリッチ」
- Starbucks(スターバックス) 「第三の場所」
- ライオン株式会社「トップ スーパーNANOX」
- ハーゲンダッツ
これらは、従来の考え方とは異なり、
消費者が本当に求めていることは何か?
を追求した結果の商品になります。
ここでは、
各商品がどのようにインサイトを活用し、
消費者にアプローチしているのか?
について紹介します。
そして、みなさんも、
インサイトがどこで活用されているのか?
を意識して商品やサービスを見てみましょう。
日清食品 「カップヌードルリッチ」
まず1つ目は、
日清食品の「カップヌードルリッチ」
です。
カップヌードルといえば、
- 手軽だけど味はちょっと・・・
- 時間がない時に食べるにはちょうど良いけど、
- 食卓を囲むのはなんか違う・・
なんて印象も持つのではないでしょうか?
そんなカップヌードルリッチのインサイトとアプローチ
について下記で紹介します。
インサイト:
消費者は手軽さを求めつつも、
プレミアム感や贅沢な体験を味わいたいという願望。
戦略:
カップ麺という手軽さに加え、上質な素材や風味豊かなスープを採用。
ちょっとした贅沢感を提供する。
リッチな食体験を求める層にアプローチ。
このように、カップヌードルの印象を覆すような、
手軽だけど美味しい
を実現しているのです。
Starbucks(スターバックス) 「第三の場所」
2つ目は、
Starbucks(スターバックス) 「第三の場所」
になります。
スターバックスはコーヒー店ですので、
コーヒーの味が全てと思いがちですよね。
そんな中、スターバックスが考えたインサイトと戦略を
下記で紹介します。
インサイト:
自宅でも職場でもないリラックスできる空間を求めている。
戦略:
「第三の場所(サードプレイス)」というコンセプトを打ち出し、
消費者が仕事場や家庭以外でくつろげる場所としてのカフェ体験を提供。
コーヒーをただ飲むだけでなく、
そこで過ごす時間や雰囲気に価値を感じてもらうことを目的としている。
このように、従来のコーヒーショップとは違う価値を提供している
のが、スターバックスになるのです。
ライオン株式会社「トップ スーパーNANOX」
3つ目は、
ライオン株式会社「トップ スーパーNANOX」
です。
洗濯洗剤は、
- 汚れが落ちているか?
- 白く(綺麗)になっているかどうか?
を意識することが多いですよね。
普通に考えると、洗剤の役目はそうなのかもしれませんが、
インサイトを考えると、下記のようになっています。
インサイト:
汚れ落ちの効果を求めつつ、洗濯の手間や時間を減らしたい。
戦略:
少量で高い洗浄力を発揮することを特徴とし、頑固な汚れにも効果を示す。
また、洗濯後には「イヤな匂いがしない」洗剤としている。
上記のように、洗剤には、
汚れが落ちているかどうか?の見た目だけでなく、
イヤな匂いがしないか?のにおい
にインサイトがあると判断し、ニオイに注目してできた商品なのです。
ハーゲンダッツ
4つ目は、
ハーゲンダッツ
です。
アイスクリームといえば、
安価で手軽に家で食べれる
などの印象がありますよね。
今では高級アイスクリームとして有名な、
ハーゲンダッツのインサイトと戦略について紹介します。
インサイト:
特別な瞬間や自分へのご褒美。
上質で贅沢なスイーツを楽しみたい。
戦略:
高級感のあるブランディングと、豊かな味わいを提供。
「ちょっと贅沢なひととき」を演出。
日常の中で特別な瞬間を提供するアイスクリームを強化。
以上のように、
アイスクリームも1つの贅沢として、スイーツとして楽しみたい
というインサイトを見つけたのがハーゲンダッツなのです。
今でも人気のアイスリームとして、
消費者に愛され続けていますよね。
最後に
この記事では、
- マーケティングにおけるインサイトとは
- インサイトを見つける方法
- 成功事例から学ぶインサイトの活用方法
について紹介しました。
インサイトについての知識は、
深まりましたでしょうか?
全ての商品・サービスにおいて、
インサイトを意識して売り込みができれば、
今まで以上に商品・サービスを得ることができるでしょう。
今後も意識するようにしていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。